【かながわ経済新聞連載】社長さんが知っておきたい冠婚葬祭のマナーvol.25(2020年8月号掲載)
2020年08月13日 コラム
横浜市営地下鉄の阪東橋駅より徒歩5分、横浜市南区で創業80有余年の葬儀社 清水誠葬具店です!
弊社の副社長・清水ふじ代による「かながわ経済新聞」の連載コラム「社長さんが知っておきたい冠婚葬祭のマナー」を特別に弊社ホームページでも公開しております。
社員やそのご家族、または取引先などに不幸があった際の企業としての対応をご紹介しております。
急なご葬儀の際に必要な情報を集めておりますので、ぜひご活用ください。(月一回更新予定)
今月は、お盆についてご紹介いたします。
お盆について
夏の伝統行事のお盆ですが、子供のころは、親と一緒に行っていたことも、いざ自分で用意する立場になったとき、いつ、何をどう用意すればよいのか、分からない方も多いのではないでしょうか。そこで、お盆について、よくあるご質問とあわせてご紹介いたします。
Q そもそもお盆って何ですか?
A お盆とは、ご先祖様の精霊を1年に一度、自宅にお迎えし共に過ごすことで、日頃の感謝を伝え、ご冥福を祈り供養をする行事のことです。
Q お盆の時期は決まっていますか?
A 地域によってお盆の時期は異なりますが、旧暦と新暦によっても分かれます。
東京や神奈川など一部の地域では、7月13~16の4日間に行うことが多いのですが、全国的に最も多いのは、8月13~16の4日間といわれています。
Q お盆を迎えるにあたって準備することは何ですか?
A まずは、ご先祖様をお迎えするための“おもてなし”として、事前にお墓と仏壇を丁寧にお掃除しておきましょう。次に、初物の果物や野菜、亡くなった方の好物などを用意し、仏壇や仏壇の前にお供えしましょう。
そして、ご先祖様が迷わないように願いを込めてたく、迎え火と送り火に使用するオガラ(麻の皮をむいた茎の部分)も用意します。もし、玄関先で火を使えない場合、盆提灯を飾ることでも、ご先祖様への目印となりますのでご安心ください。
以上、一般的なお盆について紹介してきましたが、地域によって風習や作法はさまざまです。今年は新型コロナウイルスの感染拡大により、例年通りとはいかないかもしれませんが、感染に注意しながら、可能な範囲でご先祖様や故人を偲び、ご供養を行いましょう。
(清水誠葬具店副社長・清水ふじ代)