冠婚葬祭のマナーvol.21「コロナ禍のお葬式事情」
2020年04月04日 コラム
「かながわ経済新聞」の連載コラム「社長さんが知っておきたい冠婚葬祭のマナー」を弊社ホームページでも公開しております。
社員やそのご家族、または取引先などに不幸があった際の企業としての対応をご紹介しております。
急なご葬儀の際に必要な情報を集めておりますので、ぜひご活用ください。
今月は、この時期のお葬式事情をご紹介していきます。
この時期のお葬式事情
現在、新型コロナウイルスによる影響が各所に及び、不特定多数の人が一カ所に集まることがためらわれる状況の中、お葬式にもその影響が出ています。
まず、葬儀の規模についてですが、多くの人が参列する一般葬は、個々の事情を考慮して縮小傾向にあります。
この時期のお葬式だからといって、中止や延期をするわけにもいきませんので、ご家族の方々は、訃報をお伝えすることに不安を感じながらも、限られた人のみの家族葬や、直葬などをやむを得ず選んで、遺族や参列者への感染予防を重視している傾向が見受けられます。
そのような中、遠方のご親戚や友人の方々も、参列することに不安を感じていらっしゃると思います。訃報が届いた方々は、どのようなお葬式の形でも、喪主の方の配慮や想いを汲み取っていただき、それぞれの想いでお見送りしましょう。
例えば、お葬式に参列できない時、供花や供物、弔電などを送ることもお悔やみの方法の一つです。
葬儀に参列する可能性のある方は、葬儀社や会場がどのような対応・策をしているか事前にHPなどで確認しておきましょう。
今回の新型コロナウイルスによる影響は、思いがけず、親しい人とのお別れのあり方を改めて考える機会となっているように感じます。
(清水誠葬具店副社長・清水ふじ代)