日頃の感謝の気持ちです。
2018年06月20日 コラム
六月も後半になってくると
お中元の準備を始める方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そういえば、うちは喪中だけど、お中元ってどうしたらいいの?
相手先が喪中なのにお中元を贈ってもいいものかしら?
なんて、お悩みになってませんか?
わかります。喪中になると、
いろいろ控えることが、あったりして悩みますよね。
でも、どちらの場合でもお中元を贈っても失礼にはなりません。
どういう事かと申しますと
お中元とは、お世話になった人へ、日頃の感謝の気持ちを表す物
喪中の場合、年賀状は出しませんが
お中元は「お祝い事」ではありませんから、
贈る側も、もらう側も、喪中は関係ないので、
普段通りでいいんです。
ただ、気を付けたいのは、
贈る側も贈られる側も四十九日が過ぎるまでは
「忌中」に当たるため一般的には避けるものとされています。
忌明けが、お中元の時期を過ぎてしまう様でしたら
「暑中お見舞い」や「残暑お見舞い」としてお送りになるのがよろしいかと思います。
そして、のしや水引のない白い短冊か、無地の紙を使用し、
表書きは、「お中元」や「暑中お見舞い」、「残暑お見舞い」など、
その時期に合ったものをお書きになるほうがよいでしょう。
紅白の水引は、「お祝い事」になるので、
お避け下さい。
送り状やお礼状の文面で、おめでたい言葉や祝いの言葉は避け、
くれぐれも、宛名を故人宛にしないようにお気を付け下さい。
袖すり合うも他生の縁と申します。
末永くお付き合いできる関係を築ける日本の素敵な文化です。
これをお読みくださった皆様とも少しばかりのご縁ができてうれしく思います。