お隣様のお葬儀事情
2018年02月26日 コラム
韓国での冬季オリンピックが終わり、華やかな余韻が冷めやらぬことと思います。
TVなどでは、韓国の食べ物や観光スポットなどの紹介特集を沢山見かけますね。
それでは、ここで葬儀屋さんならではの韓国のお葬儀事情をご紹介。
韓国でお葬式が行なわれる場所として一般的なのが実は、、、病院です。
病院に死をイメージさせるようなものを持ち込むこと自体がタブー視される日本の感覚からすれば、
はじめは少し戸惑うかも知れませんよね。
しかし、多くの人が病院で死の時を迎える様になっている韓国の現代社会では、
むしろ合理的な場所であるともいえるでしょう。
ソウルやプサンといった都市の大きな病院では葬儀会場が多数確保されていて、
いくつもの葬式が並行しておこなえるようになっています。
韓国では葬儀の事をサルミチャン(韓国語で3日葬という意味)と呼びます。
3日間をかけて葬儀を行い故人とのお別れをする儀式です。
日本では通夜・葬儀告別式と2日間が多い中、
韓国では三日三晩、弔問客をお迎えし、来てくださった皆様にお食事をふるまいます。
長時間ご接待をする事になるので、遺族も悲しんでばかりはいられないそうです。
お通夜では、家庭料理でもあるナムルやキムチなどのおかず(パンチャン)の他に
「ユッケジャン(牛肉のピリ辛スープ)」がふるまわれることが多い様です。
なぜユッケジャンなのかというと、
大きい鍋で大量に作ることができ、時間がたっても味が変わらない為。
また、ユッケジャンの赤い色は悪鬼を追い払うと信じられている為。
昔は牛肉が高価だったので、少しでも良い食べ物を出そうとした為、などの理由があるそうです。
国や習慣、弔い方法が違えども、故人を想う気持ちは万国共通ですね。
弊社では外国籍の方のご葬儀も承っておりますので、分からない事や知りたいことなど、
いつでも弊社にご連絡ください!
熟練のスタッフが丁寧にお話しさせていただきます。
故人様を弔う、心のこもったご葬儀をお任せください。